出産後の体調の変化や症状について
女性の体は、出産後に大きく変化するものです。これは、妊娠によって体内にあふれていた女性ホルモンが、出産後は急激に減少してしまうためです。
この女性ホルモンの減少による身体的な変化が出るだけでなく、慣れない育児に対する不安や寝不足なども積み重なり、体を壊してしまうケースがあります。このため、何かあったら一人で抱え込んだりせずに、パートナーや周囲に助けを求めることも大切です。
出産後に起こる体調の変化や症状には、以下のようなものがあります。
・抜け毛
出産後３ヶ月〜半年ぐらいの間に、驚くほど髪が抜けてしまうことがあります。ストレスによって抜け毛が増えることもあるので、ストレスを溜めずに、リフレッシュを心がけることが大切です。
・マタニティブルー
産後すぐに起こる情緒不安定な状態です。理由もなく憂鬱な気分になったり、イライラしたり、不眠などの症状が出ます。しかし、マタニティブルーはほとんどの場合、２週間ぐらいで治まります。パートナーや友人など、話を聞いてくれる人を見つけることが大切です。
・産後うつ
マタニティブルーの症状が酷かったり、１ヶ月以上に渡って続いている場合は、うつ病になっている可能性があります。うつ病は放っておけば治る病気ではないので、心療内科や精神科の医師に早めに相談することが大切です。
・肌トラブル
肌が乾燥しやすくなったり、赤い湿疹が出来たりなど、様々な肌荒れの症状が出ることがあります。脂性肌から乾燥肌に変わることもあり、使用しているスキンケアアイテムや化粧品が合わなくなることもあります。この場合は、その時の自分の肌に合うものに変えるようにしましょう。
・痔
妊娠中に便秘ぎみだったり、母乳育児によって水分が失われたりしていると、痔になるケースもあります。日頃から積極的に水分を摂取するようにしましょう。
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